こんにちは。二本松養蜂場の西原です。
いよいよ福島二本松市も暖かくなってきて、梅の花が咲き始めました。
これからは桜やアカシアの花も開花し始める事です。
ミツバチを観察していると、面白いことに気づきます。
同じ場所に咲いている花がたくさんあるのに、ミツバチはある特定の花ばかり蜜を摂る修正がありました。
・同じ畑の花
・同じ種類の花
・同じ色の花
まるで決めたように、同じ花に何度も通います。
実はこれ、偶然ではありません。
ミツバチには特定の花を集中的に訪れる習性があったんです。
花の忠実性という習性
ミツバチには
花の忠実性(フラワーコンスタンシー)
という行動があります。
一度蜜源となる花を見つけると、その働きバチは同じ種類の花を集中的に訪れるようになります。
つまり
・アカシアを見つけた蜂 → アカシアばかり
・レンゲを見つけた蜂 → レンゲばかり
という行動になります。
これはミツバチの世界ではとても合理的な行動です。
花を覚える能力
ミツバチは花の情報を覚えています。
・色
・形
・香り
・蜜の量
こうした情報を記憶します。
そして一度「効率のいい花」を見つけると、その花を優先して訪れるようになります。
新しい花を探すよりも、すでに見つけた蜜源を利用した方が効率がいいからです。
働きバチの行動はとても合理的なんですよね。
採蜜の効率が上がる
同じ花を訪れる行動には大きなメリットがあります。
それは採蜜効率が上がることです。
花ごとに
・蜜の位置
・花の形
・蜜の取り方
が違います。
そのため毎回違う花に行くよりも、同じ花を訪れた方が蜜を集めるスピードが上がります。
ミツバチは限られた時間で蜜を集める必要があります。
そのため効率を重視した行動をとっているわけです。
植物にもメリットがある
この行動は、植物にとっても大きなメリットがあります。
同じ花を訪れることで
・同じ植物の花粉が運ばれる
・受粉の成功率が上がる
という効果があります。
ミツバチと植物は、お互いに利益がある関係です。
自然の中ではこうした関係がたくさんあります。
養蜂をしているとよく分かる
養蜂をしていると、この習性はよく分かります。
・特定の花の蜜が増える
・蜂蜜の香りが変わる
・蜂の飛ぶ方向が変わる
ということが起きます。
これは蜂が特定の蜜源を見つけて、集中的に通っている証拠です。
蜂蜜の味が季節ごとに変わるのも、この行動と関係しています。
まとめ
ミツバチが同じ花を訪れるのは、偶然ではありません。
理由は
・花の忠実性という習性
・効率よく蜜を集めるため
・植物の受粉にも役立つ
という自然の仕組みがあります。
養蜂をしていると、ミツバチは本当に合理的な生き物だと感じます。
小さな昆虫ですが、その行動にはしっかりした理由が事に日々学びを受けています。

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