こんにちは。二本松養蜂場の西原です。
養蜂を始める前は、
ハチミツは採れるだけ採るもの。だと思っていました。
実際には、
採らないという選択をする場面が必ず出てきます。
今回は、
もし自分がその判断をするなら、、
そんな視点で整理してみます。
採蜜は「できるか」ではなく「していいか」
養蜂では、
・蜜が入っている
・採ろうと思えば採れる
この状態でも、
採らない方がいいケースがあります。
基準になるのは、
- 群の勢い
- 女王蜂の産卵状況
- 蜜の絶対量
- 季節と今後の気温
採れる=採っていいではありません。
例えばこんな群
もし春の時点で、
- 蜂数がまだ少ない
- 巣板の育児圏が小さい
- 女王の産卵が控えめ
この状態なら、
私は採らない選択をすると思います。
ハチミツより、
群の立て直しを優先するからです。
弱い群から採ると何が起きるか
蜜を減らすと、
- 働きバチの負担増加
- 女王の産卵低下
- 育児停止
結果として、
今年少し採れて、来年ゼロ
こういった状態になりかねません。
夏を越せる体力があるか
春蜜が入っていても、
次に考えるのは夏越しです。
日本の夏は、
- 高温
- 長雨
- 蜜源の変動
かなり過酷です。
この時期を越えられない群から
無理に採蜜する意味はないと考えます。
今年は採らないが正解になる理由
採らない選択は、
消極的ではありません。
むしろ、
来年以降の収穫を守るための積極的判断です。
- 群を太らせる
- 女王を安定させる
- 働きバチを増やす
この方が結果的に得になります。
実際、経験者ほど採らない
不思議なもので、
初心者 → 採りたくなる
経験者 → 我慢する
この傾向があります。
なぜなら、
「採りすぎた結果」を
何度も見ているからです。
感情との戦いになる瞬間
箱を開けて、
「うわ、入ってる…」
この瞬間、かなり揺れます。
でもそこで、
- 今後の花の状況
- 夏の暑さ
- 群の体力
ここを冷静に考える。
この時間が養蜂そのものだと感じます。
養蜂は短距離走ではない
養蜂は、
今年いくら採れたかではなく、
何年続けられるかの世界です。
採らない年があってもいい。
むしろそれが
長く続く群づくりにつながります。
まとめ
今年は採らない。
この判断は敗北ではありません。
群を守る選択であり、
未来の採蜜量を増やす投資です。
ハチミツを採る技術より、
採らない決断力の方が難しい。
二本松養蜂場では種蜂の販売に注力する際は採蜜量を控えて群強化にしていく
そういった事はありますし、2026年に関してはおそらくそうなるかなと、、🤔
養蜂を続けるほど、
そう感じるようになります。

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