二本松養蜂場の西原です。
家族シリーズ第二弾。書いてみました。
養蜂を始めてから、
一番観察する時間が長いのは働きバチです。
女王蜂が群れの中心であることは間違いありませんが、
実際に群れを動かし、維持しているのはすべて働きバチ
一匹一匹は小さくても、
その役割は驚くほど多く、そして繊細。
今回は働きバチの生態について学んだ事を書いてみます。
働きバチの役割
働きバチは、すべてメスです。
ただし女王のように産卵はできません。
主な役割は以下の通りです。
- 花蜜・花粉の採集
- 巣作り(巣脾の建設)
- 幼虫の世話
- 女王の世話
- 巣内の掃除
- 温度調整
- 外敵からの防衛
面白いのは、
年齢によって仕事が変わることです。
若い働きバチは巣の中で働き、
年を重ねると外勤バチとして飛び回ります。
まるで、
新入社員から現場担当へ成長していくようです。
働きバチの寿命
働きバチの寿命は、
生まれた季節で大きく変わります。
- 春〜夏生まれ:約30〜40日
- 秋生まれ(越冬蜂):約4〜6ヶ月
春夏は外勤が多く、
羽を使い、体を酷使するため短命です。
一方、秋に生まれた働きバチは、
脂肪体を蓄え、冬を越える役割を担います。
この越冬蜂がいなければ、
群れは春を迎えられません。
働きバチの知られざる能力
働きバチには、意外な能力があります。
少し雑学になります
- 飛行距離:往復数kmも飛ぶ
- 花の場所を「8の字ダンス」で仲間に伝える
- 羽ばたきで巣内温度を調整
- 体を震わせて熱を生み出す
巣内の温度は、
常に約35℃前後に保たれています。
これをすべて、
人の手を借りずにやっているのだから驚きです。
働きバチはなぜ刺すのか
刺すのは、働きバチだけです。
しかも、
一度刺すと自分は死んでしまいます。
それでも刺すのは、
群れを守るため。
そして働きバチは刺したら命を落とす事を自ら知っています
個体より群れを優先する、
ミツバチらしい行動です。
私はこの生態に惹かれたと言っても過言ではありません
働きバチがいなかったら?
もし働きバチがいなければ、
- 女王がいても卵は育たず
- 巣は維持できず
- 群れはすぐに崩壊します
つまり、
働きバチは群れそのもの。
まとめ
働きバチは、
目立たないけれど、群れを支える存在です。
- 数で支え
- 行動で支え
- 命で守る
養蜂を始めてから、
一匹一匹の動きが気になるようになりました。
何気なく飛んでいる働きバチの裏に、
これだけの役割と仕組みがある。
知れば知るほど、
ミツバチは奥が深い生き物だと感じます。

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