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晩秋の管理|越冬準備の給餌ポイント

こんにちは。二本松養蜂場の西原です。
私どもが継承したタイミングは晩秋だったので、晩秋から越冬に向け実際に体験して感じたことを書いてみました。

晩秋は、養蜂において一年の成果を左右する非常に重要な時期
秋の採蜜が終わり、外気温が下がり始めるこのタイミングでの管理次第で、越冬の成功率、そして翌春の立ち上がりが大きく変わると言われています。

特にこの時期は、
「蜂が無事に冬を越せるか」
「春に勢いよく増勢できるか」
を決める分かれ道です。

今回は、晩秋に行うべき管理と、越冬準備における給餌のポイントについて解説します。

蜂を密集させ熱をキープ

越冬を成功させるために、最も重要なのは蜂群を適切な大きさに保つことです。

晩秋の時点で群勢が弱い場合は、
余分な巣枠を抜き、蜂がしっかりと密集できる環境を作ります。

ミツバチのついていない巣枠はどんどん抜きます。
2段の巣箱は1段にまとめておきます。東京の通勤ラッシュを作るイメージですね

蜂は冬になると「蜂球(ほうきゅう)」と呼ばれる団子状になり、
自ら熱を生み出して越冬します。

しかし、箱が広すぎたり隙間が多かったりすると、
せっかくの熱が逃げてしまい、無駄なエネルギー消費につながります。

断熱材の使用や箱内スペースの調整を行い、
蜂が少ない力で熱を維持できる状態を整えることが大切です。

ダニを春に持ち越さない

晩秋管理で特に重要なのが、ダニ対策です。

秋にダニを残したまま越冬させると、
春の立ち上がり時に一気に増殖し、群崩壊の原因になります。

給餌と並行して、
落下ダニの確認や巣枠のチェックを行い、
必要に応じて対策を実施しましょう。

春一番の子供のミツバチにダニが集って奇形で生まれてしまうと、その次の子もうまく育たず、先々まで連鎖してしまいます。

冬に入る前にダニ密度を低く抑えておくことが、
健康な越冬群を作る最大のポイントです。

病気が出ていないか

晩秋は、病気の最終チェックの時期でもあります。

巣板の異臭、
幼虫の状態、
成蜂の動きなどを観察し、異常がないか確認します。

特に注意したいのが、
腐蛆病やノゼマ病などの兆候です。

病気を持ち越したまま冬に入ると、
寒い時期に対応できず、被害が一気に拡大する可能性があります。

少しでも異変を感じた場合は、
早めに対応することが重要です。

春に向け準備

箱をバーナーで焼く効果と理由

使用していない空箱や巣枠は、蜂群が増える事を予測し
バーナーで焼いておくことをおすすめします。

バーナー焼きには、
病原菌やダニの卵を物理的に除去する効果があります。

また、
プロポリスや汚れを落とすことで、
春に蜂が入りやすい清潔な環境を整えられます。

薬剤を使わずに衛生管理ができるため、
安全で確実な方法といえます。

この記事を書いているのは、1月ですがこの巣箱をバーナーで焼く作業に時間を費やしています。

まとめ

晩秋の管理は、越冬準備の総仕上げです。

・蜂を密集させて熱を保つ
・ダニや病気を春に持ち越さない
・春を見据えて箱を整備する

これらを丁寧に行うことで、
越冬の成功率は大きく高まります。

晩秋は、来年の養蜂を左右する「土台作りの季節」です。
この時期の一手間が、春の勢いにつながります。

二本松養蜂場では晩秋から作業開始しているため、次の越冬に向けていい経験ができたと思っています。

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