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暑さで分蜂が起きやすくなる理由

こんにちは。二本松養蜂場の西原です。

分蜂というと、
春先のイメージが強いです。

実際、王台が立ち始めるのも春が多い。
ただ、養蜂をしていると、
暑さが続く年ほど、分蜂の気配が早く、強く出る。

今回は、
暑さと分蜂がどうつながっているのかを整理します。

そして福島県の暑い夏に備えて復習した内容を書いてみます。


目次

分蜂は「群の余裕」から始まる

分蜂は、
群が弱ったときに起きる現象ではありません。

むしろ逆

・蜂数が多い
・蜜や花粉が十分
・女王の産卵が好調

この「余裕」が前提です。

暑さは、この余裕を一気に加速させます。


暑さで蜂数が一時的に増える

暖かくなると、
女王の産卵は一気に進みます。

幼虫の育成スピードも早まり、
短期間で蜂数が増えます。

結果として、

・巣箱内が過密
・居場所が足りない

この状態が生まれやすくなります。


巣内温度の上昇が引き金になる

ミツバチは、
巣内を約34〜35℃に保とうとします。

暑くなると、

・巣門前で送風
・水を運んで気化熱で冷却

多くの働きバチが、
温度管理に取られます。

すると、

・巣内作業が滞る
・女王の動線が悪くなる

これが分蜂スイッチになります。


女王が動きにくくなる

巣内が暑く、混雑すると、
女王は自由に産卵できなくなります。

・産卵スペースが狭い
・蜂に囲まれ動けない

女王のフェロモンが
巣全体に行き渡りにくくなり、

「女王が弱っている」と
群が判断し始めます。


王台が立ちやすくなる理由

暑さ+過密状態は、
王台が立つ条件として揃いすぎています。

特に自然王台は、

・群に余裕がある
・環境が良い

ときに出やすい。

暑さは、
この条件を一気に整えてしまいます。


換気不足は分蜂の近道

風が抜けない場所、
直射日光が当たる巣箱。

この環境では、

・常に蜂が外に溜まる
・内勤蜂が仕事に戻れない

結果として、
分蜂を選ぶ方向に傾きます。


暑さが続くと判断が早まる

暑さは、
蜂にとってもストレスです。

ストレスが続くと、

・現状を維持する
・分かれてでも生き残る

この選択を早くします。

結果、
例年より早い分蜂につながります。


養蜂家として見ておきたいサイン

暑さが原因の場合、

・巣門前に蜂が長時間たまる
・羽音が重い
・巣内が蒸れる

この状態で王台が見え始めたら、
かなり分蜂が近いです。


暑さによる分蜂を防ぐために

・日陰に移す
・風通しを確保する
・産卵、貯蜜スペースを広げる

分蜂対策は、
王台を壊すことではありません。

環境を整えることです。


まとめ

暑さは、
ミツバチの調子を良くも悪くもします。

以上が今回学んだ内容です。

蜂数が増え、
巣内が過密になり、
温度管理が追いつかなくなる。

その結果として、
分蜂が起きやすくなります。

分蜂は失敗ではありません。
群が生き残るための選択です。

その環境を起こさせないよう管理していくこと、
日々の変化に気付くことが大切だと感じてます。

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