こんにちは。二本松養蜂場の西原です。
言葉としては知っていても、
「いつ?」「本当に今で合ってる?」
継箱は、やりすぎても、遅れてもダメ。
でも仕組みを知ると、意外とシンプルな作業です。
継箱について役割やタイミングなど纏めてみました
継箱とは
継箱とは、
ミツバチの数や貯蜜量が増えたタイミングで、巣箱を上に追加する作業です。
目的は大きく3つあります。
・巣の中を狭くしない
・産卵や貯蜜のスペースを確保する
・分蜂を防ぐ
人間で言えば、
「家族が増えたから部屋を増やす」
それに近い感覚です。
採蜜を考えて継箱を設置するときは下の蜂児を上に上げる事はしません。
1段目の巣箱は、ミツバチたちが安心して子育てをするためのスペースです。
隔王板を挟むことで、2段目は貯蜜のためのスペースに限定できます
継箱の使い方
基本的な流れはとても単純です。
・既存の巣箱の上に
・新しい巣箱を重ねる
このとき、中身は空でも問題ありません。
働きバチが上に上がり、巣を広げていきます。
継箱には、いきなり全ての巣枠入れず、ミツバチの増勢にしたがって巣枠を徐々に増やしていきましょう
大事なのは、
「蜂が自分たちで使いたくなる状態」を作ること。
寒すぎず、広すぎず。
人が手を出しすぎないのがコツです
継箱のタイミング
一番悩むのが、ここだと思います。
目安としてよく言われるのは、
・巣枠の7〜8割が使われている
・巣箱内が明らかに混み合っている
・貯蜜と産卵が順調に進んでいる
この状態で何もせず放置すると、
蜂は「ここはもう限界」と判断します。
その結果が、分蜂です。
早すぎる継箱は寒さの原因になり、
遅すぎる継箱は群の勢いを削ぎます。
ここは経験と観察の積み重ねですね。
継箱の注意点
継箱で気をつけたい点は、意外と多くありません。
・気温が安定してから行う
・一気に箱を増やしすぎない
・女王の産卵リズムを崩さない
特に春先は要注意です。
「増えてきた気がする」
この“気がする”で動くと失敗しやすい。
数字や見た目、蜂の動き。
根拠をひとつ持って判断するのが大切です。
まとめ
継箱は、
ミツバチの成長を信じてスペースを渡す作業です。
・狭くしない
・焦らない
・手を出しすぎない
この3つを意識するだけで、
継箱はぐっとシンプルになります。
養蜂は、人が主役じゃありません。
主役は常にミツバチ。
その一歩先を想像しながら、
必要なタイミングで、必要なだけ手を入れる。
継箱は、その感覚を学ぶ最初の一歩だと思っています。

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