こんにちは。二本松養蜂場の西原です。
今日、越冬を終えた群の内見に行ってきました。
いわゆる「通常点検」とは少し意味合いが違う、越冬明け最初の点検です。
この時期の点検・内見は、
情報を取りに行く作業であって、
手を入れる作業ではありません。
ここを履き違えると、
せっかく越冬した群に余計なストレスを与えてしまいますので細心の注意が必要です
今回は、私が実際に点検して
意識したこと・気をつけたことをまとめます。
慎重かつ効率よく、変化の兆候を発見する
越冬明けの内見で一番大切なのは、
細かく見ることではなく、変化を拾うことです。
私が意識したチェックポイントは、次のような点です。
・蜂の出入りはあるか
・巣門前の動きに違和感はないか
・死骸が極端に多くないか
・羽音に元気があるか
ここで「巣枠を1枚ずつ確認したい」という気持ちは、
正直、湧いてきます。
ですが今回は我慢
越冬明けは、
蜂も女王も、まだ本調子ではありません。
外から分かる情報だけで十分な場面も多いと感じました。
長時間、蓋を開けない
今回、特に強く意識したのがここです。
内見とはいえ、
蓋を開けている時間は最小限にします
理由は単純で、
・巣内温度が一気に下がる
・団子状になっている蜂を崩す
・女王蜂に余計なストレスがかかる
越冬を越えた群は、
いわば体力を使い切った状態です。
元気そうに見えても、
中身はまだ冬モード。
「見たい」より
「守る」を優先する内見が必要だと感じました。
越冬明けの内見は、一般的な点検とは違う
ここは、特に伝えたい点です。
越冬明けの初内見は、
春以降の通常点検とはまったく別物です。
・給餌の量は十分か
・群が生きているか
・異常が起きていないか
この確認ができれば、
今回は合格だと思っています。
無理に巣枠を抜いたり、
作業を進める必要はありません。
むしろ、
「今日は何もしなかった」という判断が
正解になることも多いです。
実際に感じたこと
もっと見たいという気持ちはありました。
でも、
ここで焦る理由は何なのか?
養蜂は、
一日で結果が出るものではありません。
越冬を越えたという事実そのものが、
すでに大きな成果です。
その成果を壊さないこと。
それが、今日の内見の目的でした。
まとめ|越冬明けの内見で大切なこと
最後にまとめます。
・慎重かつ効率よく観察する
・蓋はできるだけ開けない
・通常点検と同じ感覚で見ない
・「何もしない」判断も立派な管理
越冬明けの内見は、
蜂と向き合うというより、
自分の気持ちと向き合う作業だと感じました。
次に手を入れるのは、
もう少し暖かくなってからで十分です。
ちなみに、二本松養蜂場のミツバチたちはとても元気で安心しました。

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