こんにちは。二本松養蜂場の西原です。
養蜂をしていると、
聞かれる質問があります。
「腐らないんですか?」
結論から言うと、
10年前のハチミツは食べられます。
なぜでしょうか?
今回はそのハチミツに迫ってみました。
ハチミツが腐らない理由
ハチミツが腐りにくい理由は、
ちゃんと科学的に説明できます。
ポイントは3つ
・水分が少ない
・糖度が高い
・酸性である
この環境では、
細菌やカビがほぼ増えられません。
ミツバチは、
集めた蜜をそのまま巣に入れるわけではありません。
何度も口移しし、
酵素を加え、
羽で風を送り水分を飛ばします。
完成するまで、
かなり手間がかかっています。
実際に「古いハチミツ」はある
世界では、
数千年前のハチミツが発見された例もあります。
有名なのは、
古代エジプトの墓から見つかったハチミツ。
分析の結果、
食べられる状態だったと言われています。
保存食として優秀です。
10年ものが食べられる条件
ただし、
「何でもOK」ではありません。
食べられる条件は、
・加熱していない
・水分が入っていない
・清潔な容器で密閉されている
この3つが大事です。
注意点① 発酵していないか
フタを開けたとき、
・シュワっと音がする
・アルコール臭がする
これは発酵しています。
この状態は、
食べない方が無難です。
注意点② 結晶化は問題なし
白く固まっていても、
それは結晶化です。
腐敗ではありません。
湯せんすれば、
元に戻ります。
電子レンジは、
おすすめしません。
注意点③ 乳児には与えない
これは年数に関係なく重要です。
1歳未満の乳児には、
ハチミツはNGです。
ボツリヌス菌のリスクがあるためです。
味はどうなのか?
正直に言うと、
風味は少し落ちます。
香りは弱くなり、
色は濃くなりがち。
でも、
甘さはちゃんと残ります。
「食べられるか」と
「おいしいか」は別です、、
養蜂家としての本音
養蜂をしている立場から言うと、
10年前のハチミツを売ることはまずありません。
でも自家用なら話は別。
状態が良ければ、問題なく食べます。
まとめ
10年前のハチミツは、
条件がそろえば食べられる。
ハチミツは、
ミツバチが何万回も手を加えて作った、
超優秀な保存食です。
ただし、
過信は禁物。
見て、嗅いで、
少し疑う。
それくらいが、
ちょうどいい付き合い方です。

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