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分蜂が近い群と遠い群の違いについて考えてみた

こんにちは。二本松養蜂場の西原です。

2月の二本松はだんだん暖かくなりました。

同じ時期・同じ場所に置いていても、

この群、そろそろ来そうだな
こっちはまだ大丈夫そうだな

そんな違いを感じる事、あります。

今回は、
分蜂が近い群遠い群の違いについて、
日々の管理や観察から感じたことを整理してみます。


目次

蜂数の増え方が違う

分蜂が近い群は、
とにかく蜂数の増え方が早い

・巣枠にびっしり
・巣門前が常に渋滞
・箱を開けると熱気を感じる

一方、分蜂が遠い群は、

・蜂数は増えているが余裕がある
・巣枠間に隙間がある
・巣門前が落ち着いている

同じ「増えている」でも、
密度がまったく違います。


巣内の空気感が違う

かなり重要です。

分蜂が近い群は、

・羽音が重い
・箱の中がザワつく
・蜂が落ち着きなく動く

逆に遠い群は、

・羽音が一定
・作業が分業されている
・女王の動線がスムーズ

箱を開けた瞬間の印象が違います。


女王蜂の動きと産卵状態

分蜂が近い群では、

・産卵スペースが詰まっている
・女王が動きにくそう
・産卵ムラが出始める

女王のフェロモンが
巣全体に行き渡りにくくなります。

分蜂が遠い群は、

・産卵がきれいに揃っている
・女王がよく動いている
・若い内勤蜂が多い

ここは、
かなり分かりやすい差が出ます。


王台の「数」と「場所」

分蜂が近い群では、

・巣枠下部に王台
・数が多い
・成長スピードが早い

自然王台が、
ためらいなく立ちます。

一方、分蜂が遠い群では、

・王台がない
・あってもごく初期
・変成王台の可能性が高い

王台の有無だけでなく、
勢いを見るのが大事です。


巣門前の様子が違う

分蜂が近い群は、

・巣門前に蜂が長時間たまる
・夕方でも減らない
・送風行動が目立つ

これは暑さ対策でもありますが、
過密のサインでもあります。

遠い群は、

・出入りがスムーズ
・巣門前が比較的静か
・無駄な滞留が少ない


外勤蜂の動きにも差が出る

分蜂が近い群は、

・外勤蜂が多い
・戻りが不安定
・夕方の戻りが少ない

群全体が、
少し無理をして回っている印象です。

遠い群は、

・外勤のリズムが安定
・夕方にしっかり戻る
・疲弊感が少ない


養蜂家が感じる「違和感」

分蜂が近い群は、
数字や理屈より先に、

「なんか落ち着かないな」
「触りすぎない方がいいな」

そんな感覚があります。

この違和感、
意外と外れません。


分蜂が遠い群は何が違うのか

分蜂が遠い群は、

・スペースに余裕がある
・温度管理がうまく回っている
・女王の存在感が強い

つまり、
群として無理をしていない

これが一番の違いかなと


まとめ

分蜂が近い群と遠い群の違いは、
一つの要素では決まりません。

・蜂数
・巣内の空気
・女王の動き
・王台の勢い

これらが重なったとき、
分蜂は現実になります。

養蜂家の仕事は、
王台を壊すことではなく、

「分蜂を選ばなくてもいい環境」を
作ることだと感じてます

群をよく見る。
違和感を無視しない。

それだけで、
分蜂との距離はかなり変わります。

春が目の前です。様々な変化や場合によってはトラブルが
あるかと思いますが目の前の事に向き合っていこうと思っています。

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