こんにちは。二本松養蜂場の西原です。
ローヤルゼリーは、
女王蜂を育てるための特別な栄養食
でも、自然に溜まるものではありません。
実はかなり手間のかかる工程を経て、
ようやく商品になります。
二本松養蜂場では商品にまだできないですが、商品化までの行程を纏めてみました。
① 女王蜂を作らせる準備
まず必要なのは女王蜂を育てさせる環境を作ることです。
働きバチは、
通常は勝手に大量のローヤルゼリーを作りません。
そこで養蜂場では、
・女王を一時的に分ける
・人工王台を入れる
などの方法で、
「新しい女王が必要だ」と群に思わせます。
このタイミングが最初のポイントです。
② 人工王台への移虫
次に行うのが「移虫(いちゅう)」です。
幼虫を移動させる行為です
生後1日ほどの若い幼虫を、
人工的な王台カップに移します。
これを群に戻すと、
働きバチが大量のローヤルゼリーを分泌し始めます。
ここから約3日間が勝負
③ 採取のタイミング
ローヤルゼリーは、
幼虫が女王になる前に採取します。
だいたい移虫から約72時間後。
このタイミングで、
・王台を外し
・幼虫を取り出し
・中に溜まったローヤルゼリーを採取
します。
量はほんのわずか。
1王台あたり数百mg程度です。
④ 不純物の除去と管理
採取後は、
・幼虫の除去
・異物混入チェック
・低温保存
が必要です。
ローヤルゼリーは熱や光に弱いため、
採取後すぐに冷蔵・冷凍管理されます。
ここで品質が決まります。
⑤ 加工・商品化
その後、
・生タイプ
・凍結乾燥粉末
・カプセル
などに加工されます。
生ローヤルゼリーは特に管理が難しく、
価格が高くなる傾向があります。
市場価格は
1か月分で3,000円〜10,000円前後
採取量が少ないことが、
価格に反映されています。
なぜ高いのか
理由は単純です
・手間が多い
・採取量が少ない
・品質管理が厳しい
蜂蜜のように大量採取できるものではありません。
人の手が多く入る素材です。
まとめ
ローヤルゼリーは、
・人工的に女王育成環境を作り
・移虫
・72時間後に採取
・低温管理
・加工されて商品になる
という流れを経ます。
自然の産物ですが、
商品になるまでには多くの工程があります。
女王蜂を育てる栄養が、
こうして私たちの手元に届いています。

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