こんにちは。二本松養蜂場の西原です。
前回、ローヤルゼリーが商品化されるまで。を書きましたのでプロポリスについて書いてみようと思います。
プロポリスは健康素材として知られていますが、
実は「蜂の食べ物」ではありません。
蜂が巣を守るために使う、天然の防御材です。
では、そのプロポリスはどうやって商品になるのか。
流れを書いてみました。
① 巣の中で作られる
プロポリスは、
蜂が樹木の新芽や樹皮から樹脂を集めて作ります。
それを自分たちの分泌物と混ぜ、
巣の隙間や入り口に塗ります。
目的は、
・隙間をふさぐ
・外敵侵入を防ぐ
・巣内を清潔に保つ
いわば“天然の建築材兼消毒材”です。
② 採取方法
養蜂家は、
・巣箱の内側に付着したもの
・専用のプロポリストラップ
から採取します。
トラップとは、
蜂が隙間だと思って埋めた部分を
後から回収できる仕組みです。
ここで集まるのは
樹脂と蜂由来成分が混ざった塊
まだこのままでは商品になりません。
③ 不純物の除去
採取した原料には、
・木片
・蜂の羽
・巣の破片
などが混ざっています。
まずはこれを除去します。
この段階で品質が左右されます。
④ 抽出工程
プロポリスはそのままでは硬く、
有効成分を摂取しにくい状態です。
そこで一般的に行われるのが
アルコール抽出です。
アルコールに漬け込み、
有効成分を溶かし出します。
その後、濾過を行い、
液体状のプロポリスエキスになります。
ここが商品化の中心工程なんです
⑤ 商品形態へ加工
抽出液はその後、
・原液タイプ
・スプレー
・カプセル
・タブレット
などに加工されます。
濃度や原料の産地によって
価格は変わります。
市場価格は
1か月分で約5,000円〜15,000円前後。
濃度が高いほど高価になる傾向があります。
なぜ高いのか
理由は単純です。
・採取量が少ない
・不純物除去が手作業中心
・抽出と管理にコストがかかる
蜂蜜のように大量に採れるものではありません。
しかも原料の品質差が大きい。
だから価格幅も広いんです。
まとめ
プロポリスは、
・蜂が樹脂を集める
・巣を守るために使い
・養蜂家が回収
・不純物を除去
・抽出して商品になる
という流れを経ます。
蜂の防御戦略が、
こうして商品になります。
甘い蜂蜜とは違い、
どちらかと言えば“巣の盾”。
それがプロポリスです。

コメント