こんにちは、二本松養蜂場の西原です。
養蜂をしていると、
どうしても避けられないのが「刺されるリスク」です。
ただし、蜂は無差別に人を刺す生き物ではありません。
仕組みを知り、行動を理解すれば、
刺される確率は大きく下げられます。
ここでは、
「誰が刺すのか」「なぜ刺すのか」
そして「刺された時の対処」まで、
基本を整理します。
刺すのは働きバチだけ
ミツバチの針は雌の産卵管が変化したもの。その為雄蜂には針がありません。
女王蜂は女王同士で戦う時のみ針を使用するので人や外的を刺すのは働きバチだけになります。
なので知っておきたいのが、
人を刺すのは働きバチだけということです。
・女王蜂 → 基本的に刺さない
・雄蜂 → 針を持っていない
・働きバチ → 巣を守るために刺す
つまり、刺されるのは
「巣を守る行動に巻き込まれた時」。
養蜂作業中に刺されやすいのは、
すべて防衛行動が原因です。
未使用時は腹部にしまわれており蜂が攻撃を決意したのみ表に出てきます。
針の先端にはノコギリの刃のようなギザギザのかえしが沢山ついているので一度刺されれば簡単に抜けない構造になってます
針は刺さると蜂の胴体から外れ毒液が注入されます。ミツバチは一度針を失うと時期に死んでしまうため、
刺すという行為は命の引き換えとなる覚悟の表れなのです。
そもそも蜂はどんな時に怒るのか
蜂は理由もなく人を襲ったりはしません。必ず理由があるのです
日頃から優しく接し、彼女たちの機嫌を損なわない努力が大切です。
蜂が怒るタイミングには、共通点があります。
・巣箱を強く揺らした時
・急な動き、大きな音
・黒い服や強い匂い
・天候が悪い日
特に注意したいのが、
人間の焦りや雑な動き。
蜂は非常に敏感なので、
落ち着いて作業するだけでも反応が変わります。
また振動にも敏感なため手荒に巣箱の蓋を閉めたり巣枠を落としてしまうと攻撃される可能性が高くなります。
巣門の正面に立つことも嫌がりますので作業は巣箱の横か後ろ側に回って行いましょう。
匂いにも敏感なので香水やお酒くさい人は要注意です。
こうした人の言動のほか、ミツバチが機嫌を損ねるのは採蜜の翌日や悪天候の日です。
「今日は機嫌が悪そうだな」と感じたら、
無理に触らない判断も大切です。
刺された時の対処法
前提、蜂毒に対するアレルギーがないかどうか血液検査をしておくことが大切です。
刺されたあと、発赤が出る、蕁麻疹が生じる、息苦しくなるなど症状がある場合は蜂毒によるANAフィラキーショックの可能性があります。その際は救急車を呼ぶか近くの病院を受診し適切な処置を行なってください。
どれだけ注意していても、
刺される時は刺されます。
軽症の場合の基本的な流れは以下です。
・針が残っていれば、指やカードで横に払う
・流水で洗う
・冷やす
・虫刺され薬を塗る
ポイズンリムーバーについては、
早い段階で使えば一定の効果は期待できますが、
過信は禁物
腫れや痛みが強い場合や、
全身症状が出た場合は、
迷わず医療機関へ行くべきです。
刺されると痛い場所
刺される場所によって、
痛みや腫れ方はかなり違います。
特に注意したいのは、
・指先
・首
・顔周り
・足首
皮膚が薄く、神経が多い場所ほど、
痛みが強く出やすいです。
目の周りを刺されるとボッコリ腫れてしまう事も多いとか、、
また、髪の毛に蜂が入るケースも意外と多い。
この時に役立つのが、
くし。
手で払うよりも、
落ち着いてくしで外へ誘導した方が安全です。
エピペンについて
アレルギー体質の人や、
過去に強い反応が出た人は、
エピペンの携帯を検討すべきです。
エピペンは「治す薬」ではなく、
命を守るための応急処置。
必要な人が、
正しく使える状態で持っておくことが重要です。
まとめ|知識があれば恐れる必要はない
蜂に刺されるのは怖い。
これは誰でも同じです。
でも、
・刺す理由を知る
・行動を整える
・対処法を準備する
この3つが揃えば、
必要以上に怖がる必要はありません。
養蜂は、自然と生き物を相手にした仕事。
リスクを理解した上で向き合う仕事。
知識と準備が、
一番の防御になると感じています。

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